地元のスーパーには数百円で花や草木が売られているので、地元へ帰ると必ず何かしらの植物を買うことが自分の中で恒例行事となっている。
ドラセナ、サンスベリア、アロマティカス、パキラ、と家の中には小さな緑が少しずつ増えている。
ドラセナとサンスベリアは水挿しで育てているのだが案外枯れることなく、サンスベリアからは2ミリほどの白い根が数本生えている。
小さくも力強い根や、柔らかくつやっとした若葉が少しずつ増えていくのに気がつくと、愛おしい気持ちになる。
花瓶の水を変えるのは気がついた時くらいなのだが、案外放任する方が植物にとってもいいのか、いつでも植物だけは部屋の中で生き生きとしている。
ふと、3月になったら連絡すると言っていた友人を思い出す。音沙汰ないが、数ヶ月前は妊娠の悪阻が辛いと言っていた。今回は何事もないといいなと思う。
友人が、ただふつうにそこで生活していることを願う。