曇りの夜は暖かい

兎にも角にも朝が来たら起きなければいけない。

きのこリゾット

自分のことばかり考え始めると、疲れているのだなと思う。

 

今日は、何週間か前に特売で大量に買った玉ねぎを使って、きのこの豆乳リゾットを作った。こうして玉ねぎをみじん切りにざくざくと切っている時が、一番無心になれる気がしている。油断すると目が染みて痛いのだけれど。

 

大抵の物事は、自分と、相手と、その場の状況が絡み合っているけれど、疲れて視野が狭まると、なにか一つだけに固執して見えなくなる。

 

玉ねぎを炒めて、その間にひらたけとしめじを切る。塩は控えめに、にんにくとしょうがを少しだけ効かせて。玉ねぎの栄養は熱に弱いらしいということを知ってからは、玉ねぎを炒めることに少なからず抵抗感を感じるものの、毎回炒めずにはいられない。

 

何か一つに固執していては、他のことは何もできない。握りしめている何かを手放さなければいけない。でも、自分がいま、握りしめているものは何なのだろう。何も出てこない。そういう時もきっとある。だから、今日はもう眠りにつこう。明日が早く訪れるように。